帝王切開と普通分娩、どっちが痛い?両方を経験したママの体験レポ!

赤ちゃんが産まれてくるのは楽しみな反面、陣痛や出産の痛みへの不安も同じくらい大きいですよね。

帝王切開と普通分娩、どちらが痛いか。

妊娠してからそんな疑問が頭をよぎった方は多いのではないでしょうか。

わたしは1人目を普通分娩、2人目を帝王切開で出産しました。

両方経験してみて、どちらの方が痛かったか?帝王切開の産後の状態は?などの体験談をご紹介します。

出産を控えるママ、帝王切開で出産予定のママのご参考になれば嬉しいです♪

目次

帝王切開と普通分娩、どっちが痛かった?

両方経験した結果…

わたしは圧倒的に帝王切開の方が痛かったです!!

帝王切開なら陣痛もないし楽なんじゃないの〜♪

正直、こう思っていました。

ところがどっこい!帝王切開は手術中も痛いし気持ち悪いし、特に産後が普通分娩の比じゃないくらい辛かったのです。

帝王切開でラッキーって思って、すみませんでした…

帝王切開での出産は具体的にどんなものだったか思い出してみました。

帝王切開での出産の流れ

出産前夜

帝王切開の場合、手術予定日の前日の夕方から入院し諸々準備を済ませます。

わたしが出産したのは2020年5月。

コロナが流行り出してはじめての緊急事態宣言が出された直後でした。

そのため、立ち会いはおろか家族や付き添いの人が病院の中に入ることさえNG。

病院の玄関前で娘とバイバイをしたのですが、そのときに振り返って見えた娘の不安そうな顔が今でも忘れられません…。

後ろ髪を引かれつつ入院手続きを済ませます。

入院してからは、

  • 検診
  • 下の毛の処理
  • 点滴準備

などをし、それ以降は完全にフリー!

束の間の1人時間で、ここぞとばかりに漫画を読みあさりました!

手術を前にして緊張や興奮で眠れない方も多くいるようで、わたしの病院では睡眠導入剤を処方されました。

案の定、わたしも変なドキドキと1人自由時間にワクワクしすぎてうまく眠れず、深夜まで粘りましたが睡眠導入剤を飲むことに。

自分には必要ないと思っていましたが、いつもと違う環境で知らず知らずのうちにテンションが上がってしまっていたようです。

出産当日

いよいよ出産!

完全絶食、水もすこーししかダメな状態なので、すでにふらふら。

朝イチ、手術着に着替えていざ手術室へ。

腰椎麻酔が痛いと聞いてビビっていましたが、わたしはあまり痛くありませんでした。

それより麻酔の効きが悪く、何回も何回もやり直された挙句まだお腹に痛みの感覚がある状態で切られそうになり、

「まだ痛いです!!」と叫んで阻止!

麻酔の効きの確認、念入りに行うことをおすすめします…!

手術が始まると、お腹の中をぐちゃぐちゃかき回され引っ張られなんとも言えない気持ち悪さが…。

身体が持っていかれるくらい引っ張られるのです。

しかも、そこ子宮なのですか?!と思うところまでかき回される。

助産師さんの手を必死で握ってしまうほどのつらさ。

よく先生と談笑しながら…というレポを目にしましたが、わたしはそんな余裕がないほど辛かったです!

自然分娩のほうが楽だった…帝王切開こんなにつらいの?!

目をつむり、必死で耐えながらただただ心の中で「赤ちゃん、頑張れ!!」と念じて集中しました。

最後、先生が思い切り引っ張ったかと思うと

「おぎゃあ」

と産声が‥。

嬉しさよりも、やっと終わった…という安堵感が上回ってしまいました。

それからは麻酔で眠らされて、気づけば病室のベッドの上でした…

産後

目が覚めるとここはどこ…?状態。

身体が動かない!

足ついてる?!

思わず確認してしまうほど、腰から下の感覚がなくてびっくりしました!

この時は麻酔が効いているので痛みは感じませんが、感覚がなさすぎてすごく不安になりました。

足に圧迫する装置のようなものをまかれ、点滴に繋がれ動けず、今大地震が起きたらわたしは一体どうなるのだろうか‥と

術後のぼ〜っとする頭で考えていました。

そして腰椎麻酔が早々に切れてくると、とんでもないお腹の痛みが!!

痛い!少しでも動くと痛い!!動かなくても痛い!!!

自分の身体を「切る」って、こういうことなのね…としみじみ実感。

普通分娩のとき、産後3〜4時間後には子鹿になりつつ自分で歩いて赤ちゃんを見にいけたのですが…

帝王切開は自分の足を動かすことすら叶わない。

圧倒的につらかったです。

産後1日目以降

ここからが本番でした!

スーパー痛いのに、鬼の歩行練習をさせられるのです!!

痛くて無理です!というと、看護師さんは冷たく「無理って言っても仕方ないでしょうよ」とまさかの返答。

ひぃ〜厳しいと思いつつトライしますが、

腹筋に力を入れられないので、起き上がれないのです。

腹筋の偉大さをこんなに痛感したことはありません。

しかしカテーテルも2日目か3日目あたりには抜かれてしまうので、自力でトイレに行かなくてはならず‥。

痛みに耐えながら20分くらいかけて起き上がり、その後また30分くらいかけて横になるを繰り返していました。

普通分娩では産後3日目はすでに自分で身の回りのことはもちろん、赤ちゃんに授乳練習もできていたのに…。

帝王切開のときはやっと産後4日目に赤ちゃんを抱っこして授乳できました。

その後もとにかく痛く、産後1ヶ月くらいは横になって起き上がるのに非常に苦労していました。

また、少しでも笑うと本当に痛いのでギャグ漫画やおもしろい系YouTubeは見ない方がいいです。

笑うと同時に激痛が襲ってきて、笑ってるのか泣いてるのかどっちなんだっけ状態になります。

帝王切開版 ベッドからの起き上がり方!

腹筋を使わずなるべく楽にベッドから起き上がる方法です!

この方法以外無理でした

帝王切開を控えるママ、事前に要チェックですよ!

ベッドからの起き上がり方
  1. ベッドを一番低くしておく
  2. ベッドのいちばん上の部分に移動する
  3. 身体をベッドの降りる側の端によせる
  4. リクライニングを90度にする
  5. 足から降ろして座る(足を床につけて)
  6. リクライニングを一番高くする

こちらの動画がすごくわかりやすかったです。

こんなことしなくても…と最初は思っていました。

しかし、腹筋を使わないと人間は起き上がれないのです!(2回目)

帝王切開だとモロにお腹を切っているので、本当に信じられないくらい身体が動かないし少しでも力を入れると痛くて痛くて…。

ベッドから起き上がる時はぜひこの方法をお試しください。

帝王切開で本当にあってよかった物5つ

帝王切開時にあってよかった!と思うアイテムをまとめました。

実際に本当に使えたものです!

ペットボトル用ストロー

これは普通分娩でもマストですよね!

帝王切開でも術後は起き上がれないので、ベッドに寝転がったまま水分補給できるこちらが大活躍!

これがないとひとくち水を飲みたいがために20分かけて起き上がることになります。

延長コード

「ベッドで寝転がったまま手の届く範囲に必要なものをすべて揃える」ことが快適な帝王切開ライフにつながります。

スマホやiPadやイヤホン、すべてのものが充電でき、かつ手の届く範囲に置くために延長コードはマストです!

いちいちコンセントの近くに差し込んで充電終わったら取りに行って‥は不可能です。

究極ズボラ生活をイメージしましょう!

S字フック&小さいバッグ

意外と便利だったのがこれ。

手の届く範囲に細々したものを置くととっ散らかるし、リップクリームが転がって落ちてしまった…!なんて悲劇も起こりかねないのです。

小さめのカバンやミニポーチのようなものに、生活必需品(メガネ、リップクリーム、ハンドクリーム…)などをまとめ、

ベッドサイドにかけておくととっても便利!

充電器やコードをまとめてかけておくこともできたり、ゴミ用のビニール袋をかけておいたり、とにかくあってよかったです。

お気に入りの漫画や本

わたしの場合、完全母子同室になるのは術後5日目をすぎてからでした。

動けないけれど時間だけはあるのです。

わたしはこの時間を使って鬼滅の刃を全巻一気読みしました。

何やってんだろ…と多少罪悪感はありましたが、身体は動かないしどうしようもないので仕方ない。

せっかくなら普段は読めない漫画にどっぷりと浸からせていただこう!と、ここぞとばかりに大満喫。

漫画を読むのもよし、自己啓発本や育児書を読むのもよし。

とにかく動かないからこそできることを満喫しました!

傷保護テープ

帝王切開の傷が残ってしまったり、ケロイドになってしまったらどうしよう‥という悩みありますよね!

わたしは産後すぐから8ヶ月間くらいはテープを使い、産後2年経った今ほとんど傷は見えなくなりました!

痒くて掻いたり直接傷を触ったりしないように保護テープはマストです。

実際にこちらの2点を使いました。

テープタイプとシリコンタイプ。

肌が弱いので、テープを貼った後すごく痒くなってしまって…

少し高いですが、シリコンタイプにしたら痒みが軽減しました。

出産を振り返ってみて

帝王切開と普通分娩を比較してどちらが痛いかといったら、わたしは帝王切開が痛いという感想でした。

もちろん陣痛もすご〜くつらいし痛かったのですが、術後の痛みを長く引きずる点で全体的にみたら帝王切開の方が上回ったのかな、という感じです。

でも、帝王切開でも普通分娩でも「赤ちゃんのほうがつらい」ことを忘れずにいよう!と心に決めていました。

陣痛で締め付けられながら産道を降りてくる赤ちゃんも、突然居心地のよかったお腹から引っ張り出される赤ちゃんも、どちらもすごくつらいはず。

ママだけではなく、赤ちゃんも一緒に耐えて頑張っているんだ!と思うと力が湧いてきますね。

最後までお読みいただきありがとうございました♪

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